ツールは人を超えないというお話
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ツールは人を超えないというお話

加藤です。

 

先の「初心者向けの罠」を多くの方に読んでいただいたようで、改めて読者の皆様に感謝申し上げます。

本日はその続きではないですが何事においても、
ツール選定の最初期に失敗しやすいポイントについてお話してみようかと。

前回のことをいいことにちょっと引っ掛け気味なタイトルをつけたように見えますが、
実は引っ掛けでもなんでもなく直球のタイトルだったりします。

 

以前、チューニングという言葉についてお話したときにも書きましたが、
仕組みやツール(システム)は大幅な改造をしない限り、
そのものが持っている能力100%以上が発揮されることは絶対にありません。

これをポテンシャルなんて言葉で言う方もいらっしゃいますが、
チューニングにせよ、はたまたマーケティングにしろ、
対象物がもっているポテンシャルを100%発揮できるようにする作業であって、
100を120にする作業ではないと改めてお伝えいたします。

では、タイトルの「ツールは人を超えない」とはどういうことか?
というところをお話してまいります。

 

ここからは、仕組みやツール(システム)を構築したりメンテナンスするのではなく、
利用する場合に話が変わります。 

目線を変えてみると、なんとなく話の本質が見えてきたのではないかというところですが、
ツールのポテンシャルを100%引き出すのは利用者(人)です。

人がツールのポテンシャルを100%引き出せない場合、
結果としてツールが宝の持ち腐れになる場合もあるということです。

得てしてツールは利用者のスキルレベルや経験値を加味して制作されていることが多いです。
よく見る「入門者向け」「上級者向け」というものですね。

今回は例として包丁をあげてみます。

上級者というかプロ用の包丁はとんでもなく切れ味がよいです。
それはとても料理未経験者には扱えたものではありません。切れすぎるのです。

また、その包丁はとても繊細です。

形状や材質などもとにかく切れ味を鋭くするために設計されています。
さらに毎日利用することが前提であり、
結果としてメンテナンスも毎日行うことが必要であり、
高度な技術も必要となります。

こんなものを一般家庭で取り扱うのは現実的には不可能であり、
一般家庭での環境や利用者のスキル、利用頻度に合わせた製品が、
一般向けに提供されているのは当たり前の話です。

ここでは包丁を例に上げましたが、
利用者の環境やスキル(技術)のレベルによって、
必要とされる道具の設計は変わるということです。
全ての人が満足できるツールは存在しないのです。

スキルとツールのミスマッチの末によくあるパターンとしては、
上級者向けのものをデチューン(機能低下)させてまで使うというものです。
まさに宝の持ち腐れというパターンです。

ここまでの内容で、だいたい答えが見えてきたところではありますが、
上級者用のツールを入門者が使ったとしても、
ツールが入門者を上級者にしてくれることはありません。

例にあげた包丁であれITツールであれ、使う人とツールのバランスが取れてこそ、
よい結果が導けるのです。

他社で成果をあげたツールを導入すれば、
自社の働き方が変わる!や、業務が効率化される!と夢を見ていませんか?

ぜひ、今一度立ち止まり、それを使う人たちの状況やスキルをよく分析し、
最適なツールを選定してみるのはいかがでしょうか?

 

もしお困りでしたら弊社でもお手伝いいたしますので、お気軽にお声掛けください。

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投稿者プロフィール

加藤美紀
P&A Works Company株式会社 ワークモデルクリエーション事業部所属のシニアアーキテクト。

名前は紛らわしいが「よしのり」です。

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