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有給休暇と経営者

  • 2021年12月23日

皆さん有給取れてますか?!

当たり前のことなのでここではあまり言いませんが、
有給休暇は労働者の権利なので、ちゃんと取得しましょう。

ただ、経営者の中には、未だに有給休暇に対する認識がずれているケースもあります。

彼らの言い分としては、

「休むのはいいが、休んだ分の給与が発生するのが納得いかない」
「何に対しての対価を支払っているかわからない」

なるほど、言わんとしていることはわかります。

ただ、”あなたは日本で開業しているので、その国の法律には従わないといけない”

ということですね。

あとよく耳にするのが、

「有給休暇なんて与えたら会社が潰れる」

というセリフ。これはほんとよく聞きます。

おそらく試算らしい試算はしてないと思われますが、
肌感覚として、漠然とした恐怖感があるのでしょう。

このような経営者の場合は、「計画年休」を織り交ぜて話すと、多少譲歩を得られます。

労務関係の知識や情報収集を積極的に行っている経営者は少ないでしょう。
ほとんど社労士におまかせという場合がほとんど。
ですので社労士がその会社の従業員に及ぼす影響は非常に大きいです。

全国社会保険労務士連合会が掲げている、社労士の目的業務の一つに

「労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、
事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること」

という文言があります。

社労士が活躍し、人と企業がより幸せになれるといいですね。