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「〜に書いてあった」

  • 2023年3月23日

日々いろんな情報やニュースが流れています。
私たちはそれをさまざまな媒体を通じて受け取るわけですが、
同じ情報でも媒体によって受け取る印象が変わる場合があります。

もちろんその情報の内容にもよりますが、

例えば、「LANケーブルを手でなぞると通信速度が上がる」という”情報”があったとしましょう。
(嘘です)
これを情報を入手した媒体別に書き出すと、
・LANケーブルを手でなぞると通信速度が上がったというのをWEBで見た
・LANケーブルを手でなぞると通信速度が上がったというのを本で読んだ
・LANケーブルを手でなぞると通信速度が上がったというのをテレビでやってた
・LANケーブルを手でなぞると通信速度が上がったというのを先輩に聞いた

となるわけですが、同じ情報なのになんとなく
その信憑性に差を感じませんか?
”媒体バイアス”とでも言いましょうか。

人の言うことを全く聞き入れない人が、自分で読んだ本からの情報ならば
素直に受け入れたり、もしくはその逆だったり。

媒体バイアスなしで、情報そのもので判断できればいいのですが、
未知の情報の場合はそれはなかなか難しいかもしれません。
入手媒体がその情報を判断する材料となってしまっている場合も多いですね。

ただそれを逆手にとって、
本来信用度が低い情報を信用度を高く見せるために、
信用度が高い媒体を使って伝えるという手法もあります。

〇〇に書いてあった(言っていた)から正しい、信用するのではなく、
情報そのものに対して正確に判断したいですね。

ちなみに前述の”LANケーブルを手でなぞると通信速度が速くなる”という話は
昔、実際に先輩から真顔で聞かされました(信じた)