起業時の製品・サービスプロモーションについての考察

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Expression編集部 チーフエディターの片桐です。
前回は「企業におけるブランドとは?」という考察をお届けしました。
今回は起業したばかり、これから起業をしたい方向けの製品・サービスのプロモーションを考察してみます。

改めて起業時のブランディングの方向性について

先の記事で触れたとおり、起業時においては企業ブランドよりも 製品・サービスブランドを重点として取り組むほうが無難と言えます。

起業直後から資金力豊富で魅力あふれる複数の製品やサービスを持っている、 という状況はほぼ考えづらく、単一の製品やサービスを磨き上げて走り出すのが現実かと考えます。

これは私の持論でもありますが 「ブランディングやマーケティングは製品やサービスの実力を追い越せない」 というものがあります。
製品やサービスの実力以上のブランディングを行えば、 ユーザーが実態に触れたときに抱く嫌悪感や失望感は、 今後リカバリーが不可能なレベルになってしまいます。
また、マーケティングやプロモーションにおいても、 過剰な演出や表現は時に法に触れることもあります。
常に製品やサービスの実力や状況を見極め、 その魅力を100%まで世に伝える作業が、
マーケティングやプロモーションであり、 ブランディングも同様に考えるべきです。

では、実際にどのようなプロモーション手法が考えられるのでしょうか?

起業時の製品・サービスのプロモーション手法

時にこのような手法の話になりますと、 B2B(企業間取引)なのかB2C(一般顧客向け)なのか? という議論や主張がありますが、 私の考えとしてはどちらも変わりがありません。

理由としてはどちらも最終的には個人への訴求であるからです。
一般顧客はもちろん個人が前提ですが、 企業であっても担当者という個人が対象であり、
また、今回のように起業直後の単一製品や、 サービスのプロモーションを行う場合は
あえて分ける必要はないと考えます。

上記を踏まえてプロモーション手法を考えていくのですが、
ここで費用をかけるかかけないか?という二つの選択肢が考えられます。
一つづつ見ていきましょう。

費用をかけられる

資金が潤沢である場合は非常に多くの選択肢があります。

  • テレビやラジオCM
  • 雑誌などへの出稿
  • 有名Web媒体への出稿
  • 有償プレスリリースの発行
  • リスティング広告の実行 など

自社製品やサービスの特徴やターゲットにより上記のどれか、 もしくは複合させて利用することになるでしょう。 もちろん代行業者なども使って大々的な展開もできるでしょう。

ただし、ここで今一度考えてみてください。
「ブランディングやマーケティングは製品やサービスの実力を追い越せない」 の原則にのっとれば、
影響力が大きいこれらの手法を当初活用すべきかどうか?
資金が潤沢であるのならばプロモーションではなく、
開発やサポート体制の構築に回すということも、 同時に選択肢に入れるべきだと筆者は考えます。

もちろん効果は大きい手法ばかりですから、
然るべきタイミングでは使うことになりますので、
早期の段階でリスティング広告などには慣れておくのはよいでしょう。

費用が限られる

逆に費用がない場合を考えてみます。

  • SNSの活用
  • 動画共有サイトの活用
  • 無料プレスリリースの活用

費用がない場合はやはり無料であり、
かつ手法や取り組みによっては効果をあげる
SNSの活用が第一に入ってくると考えられます。

最近ではInstagramからECに直結させることもできますから、
商品の見た目で勝負できる場合や、
女性ユーザーがターゲットの場合は第一候補となります。

わりに広めのユーザーへの訴求をするなら、
Twitterが現在のSNSマーケティングでは普遍的に活用されます。
バズる可能性が高いプラットフォームであることが要因ですが、
同時に炎上のリスクも抱えています。
運用には最大限の注意が必要ですが、
プレゼント企画などで多くのフォロワーを獲得することで、
自社の発信力を高めやすい媒体でもあります。

最後にfacebookは?と気になられる方も多いでしょうが、
中高年の男性がターゲットの場合のみ活用すると割り切ってしまっていいでしょう。
マス広告的な魅力はfacebookには現在ないと筆者は考えておりまして、
初期のプロモーションに使うのであればInstagramもしくはTwitterがよいかと考えます。

次に動画共有サイトの活用ですが、自社にて継続的に動画作成できる環境があるか、
更にそこにリソースを割くことができるか?という点でやる、やらないが決まります。
動画は撮影から編集まで多くの時間を消費します。
これを外注にしては費用が少ない中では本末転倒ですし、
現在の主戦場であるYoutubeは動画のクオリティがどんどんあがっており、
ちょっとやそっとでは見てももらえません。
よって、これはプロモーションに費用が使えるようになった段階で検討するとしてよいでしょう。

最後に無料プレスリリースの活用についてです。
一部プレスリリース代行配信業者様では、
無料でプレスリリースを発行できるサービスを行っているところがあります。
これをうまく活用します。
プレスリリースを代行業者にばらまいてもらうのが目的ではなく、
プレスリリースが掲載されるサイトの一覧に入るということで、
それらを常にチェックしている記者や、
媒体関係者の目につく可能性を増やすというレベルのことです。
自社のWebサイトにてもプレスリリースを出したと掲載できるので、
少しだけ格上げできる効果もあります。
プレスリリースはいずれ活用することになるので、
早いうちに書き方になれておく意味でもぜひ活用いただきたいと考えます。

当社での取り組み

当社ではあえて事業毎にSNSアカウントを運用しております。
これは組織構造的に事業独立性を高めていることが要因であり、
コーポレートアカウントは全体を、
各事業アカウントはそれぞれに特化することで 多方面への発信力強化を見込んでおります。

その中でもこのExpressionという媒体のTwitterアカウントでは、
「未来のキャリアをデザインする」という自身の将来を考えるという
テーマを掲げたWebメディアですので、 少し変わった形で発信力の強化に取り組んでおります。

その一例が「#企業公式ラジコン部」という活動になります。
Twitterではホビー系の話題がバズることが多いというのと、
各ジャンルにはコアなファンが多く、
また、昔懐かしいものがリバイバルしていたりするので
企業公式の担当者が話題作りのために取り組みやすいという側面があります。
弊社の場合は担当している社員の趣味から派生したものですが、
ホビーを通じた異業種交流の旗振りをすることで、
結果自社の情報配信力を強化につながり始めています。
さらに担当のモチベーションもアップすると現時点ではいいことづくめです。
とはいえ、仕事とプライベートの線引きなど気を付けるべきことが多いの事実です。
会社としてこのような手法をどう扱うのか?
をしっかり相談し、方針を決定してから実行されることをオススメします。

まとめ

ここまででざっくりと起業したばかり、これから起業をしたい方向けの 製品・サービスのプロモーションについて考察してまいりました。

  • 有償手法は効果が大きいが実態が伴わない段階で活用を控える
  • SNS活用は自社製品やサービスのターゲットによりしっかり選定する
  • プレスリリースは無料版からはじめて、書き方に慣れておく
  • 自社の情報発信力強化には趣味性の高い話題をトリガーにするのも一つの手法

簡単にまとめると上記のようになります。

どうしても最初は派手に効果を得たいと思いがちですが、 地に足のついた施策で身の丈のプロモーションから始めてみるというのが、 結果的に急がば回れになることを心にとめていただけると幸いです。

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