DXやる!となったら、最初に”ペーパーレス”という話題が出ることが多いですね。
決して”DX=ペーパーレス”ではないのですが、
目に見えるわかりやすい形での広義のDXとは言えるかもしれません。

ペーパーレスでよくある指標はやはり
プリントアウトの枚数ですかね。
その企業で稼動するすべてのプリンターの総合計枚数をベースとして、
そこから”〇〇%削減する”なんてやり方が一般的ですね。

とある企業でこの企業内総枚数を50%削減できたそうです。
半分ってそうとうドラスティックなことしないと難しいと思いますよね。
実際にこの企業がやったことは、
・プリンターの台数を減らして場所を最適化する
・プリント枚数/内容を個人と紐づける
の2点だけだったとのこと。

え?そんだけ?
思いますが、”プリント枚数と内容を個人と紐づける”の部分が、
かなりの効果が大きかったようです。
要は誰が何枚プリントアウトしたかがわかる、
さらにそのプリントアウトした内容も確認できるというところに、
相当の抑止力が働いたと思われます。
いわゆるWEB検閲に近いカタチですね。

人は見られていると思うと律する。
逆に見られていないと、アノニマスであるうちは、
そういった部分はなかなか働かないという事実を見た気がします。
ここら辺はゴミ出ししかり、多くの事例があるのかもしれません。
また、団体に属することによって個からアノニマスになることもあります。

どんな時でも個としての自我や判断を
持っていたいものですね。