だいぶ一般的になった「メタバース」という言葉。
3Dの仮想空間で現実のように振る舞うメタバースは、
これからどのように私達の生活に関わってくるのでしょうか。
その事例として面白いのが先日開催された「NETANAVI」です。
これは何かというと、メタバースの空間で複数の企業が
就活ブースを開設し、参加者はそこで人事担当者(アバター)
から詳しい話を聞くことができます。
いわゆる”就職フェア”をメタバースで開催したカタチですね。
このメタバースでの開催は企業、参加者共にメリットが多いです。
まず、コロナの影響は無いですし、出展費用も実際の就活フェアに
比べたら安いでしょう。(場所代的に)
参加者も当然アバターなので、参加のしやすさという部分もありますし、
参加している時点で最低限のスキルはある程度担保されるでしょう。
そう考えると、このようなイベントは
将来的に全てメタバース空間で行われるようになっても
不思議ではありません。
いまは特殊な技術のように思えますが、
普及次第では、”メタバースが当たり前、実際に行動するのは特別な場合だけ”
という状況になるかもしれません。
ちょっと考えにくいですかね?
でも私たちはもう似たような経験をしています。
「インターネット」というもので。
昔は対面で書類を提出していたような事が、
”インターネットでもできる”になり、
”インターネットが主で対面でもできる”ようになり、
”インターネットでのみ受付可能”に変化してきました。
「インターネットが使えない人はどうするんだ」という議論は、
最近あまり聞くことがありません。
先のことは誰にもわかりません。
未来を描いた昔のSFやアニメなどが今見ると
古臭く滑稽に見えることもあれば、
昔描いた未来には程遠い場合もあります。
メタバースとそれを取り巻く社会環境が
どう変化していくか楽しみですね。