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プレスリリースの基本的な構成

  • 2023年8月23日

 広報担当者の業務は多岐にわたりますが、もっとも重要であり、基本的な業務はプレスリリースの作成です。慣れるまでは、何を書いてよいかわからないかもしれませんが、プレスリリースには雛型があるので、必要な項目を埋めていけばオーソドックスなプレスリリースを作成することができます。あまり構えずに、まずはチャレンジしてみてください。必要な内容やネタのまとめ方については、こちらの記事も参考にしてください。

(わかりやすいプレスリリースを書くコツ https://expression.work/topic3253 )

■基本的な構成

・タイトル

 いちばん伝えたいことを簡潔に。

 プレスリリースをメールで受信する記者も多いため、フックになるキーワードは
 メールタイトルでも目立つように前の方に持ってくると良い。

・サブタイトル

 誰に、どんなメリットがあるか、 などタイトルの補足。

 長すぎるのはNG。タイトル+サブタイトルで3行以内にまとめる。

・第1パラグラフ

 〇〇社が、いつから、誰向けに、何を、いくらで提供するか。
 抽象的な表現は避け、客観的な事実のみ記載。

・第2パラグラフ

 なぜそのサービスを提供するのか、競合優位性はどこにあるかを2~3文で簡潔に。

 数字や技術など、サービスの優位性を客観的に示せる事実があればベスト。

 そのサービスを利用するメリットを明確に記載すること。

  → この先を読んでもらえるかどうかは、ここで判断される

 例)本サービスにより、これまでできなかった〇〇が可能になる
   従来サービスよりも、〇〇の手間がなくなる    など

・特長やアピールポイントを2~3点にまとめて

 項目別に分類し、より具体的に優位性を説明する

新しい日傘のプレスリリースの例:

特長1: 体感温度を〇度低下させる〇〇技術を採用

特長2: 軽量化、コンパクト化で、持ち運びやすい

特長3: 人気ブランド〇〇とコラボレーションによるデザイン

・最後のパラグラフ

 サービスが求められている背景、想定する利用者層、今後どのように利用者を増やしていくかなど、サービスの広がりをイメージさせるような内容があると記事が書きやすい。また、自社の展望などを盛り込んでも良い。

 また、サービスをイメージしやすい写真や動画があれば必ず貼付しましょう。

 ついつい長く書きたくなりますが、記者に読まれるプレスリリースを作成するためには、文章が簡潔であることが重要です。全体で、A42枚程度に収まるよう心がけましょう。こちらの構成をベースに作成すれば、基本的なプレスリリースが作成できると思いますので、参考にしてみてください。