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Windows11/22H2にバージョンアップしたらパソコンから音が出なくなった話

  • 2022年10月3日

いろいろ話題になっている、Windows11 22H2アップデート。
セキュリティ的には当然早急にアップデートすべきですが、
不具合報告などもあり、躊躇していたり、
もう少し様子を見ようと思っている人もいるのではないでしょうか。

そんな22H2アップデートで起きた事例を一つ紹介します。
・機種:Surface Laptop 3 13.5インチ
・発生タイミング:Windows11 21H2から22H2へのアップデート時

先日、PCを開くとWindowsUpdateの通知が表示されていました。
「時間のあるうちにアップデートしておくかー」と、
何も考えずアップデート実行。
それが22H2だと知ったのは、利用許諾画面の”はい”のボタンを押した後でした。
(気づけよ)
まあ、しょうがないからしばらく待つか、と、待つこと30分。
無事アップデートが完了し、問題なくサインイン画面が表示されて
サインイン実行。

デスクトップもちゃんと表示され、ほっと一息。

まずは私のPCの一番の使用用途であるYoutubeを開き、
バキバキ〇〇の動画を再生したとろ、音声が出ません。
ん?消音にしてたかな?と、確認しても、
消音はされておらず、音量の数字も50を示しています。

そこから設定アプリ内の様々な設定を確認しますが、
特におかしいところはありません。

Surface用ドライバのアップデートなども試しましたが、
改善されません。

多分ドライバーかなあと思い、
しょうがないので、音が出るドライバーを探す旅にでることにしました。

まずは問題を引き起こしているドライバーの特定です。
おそらく症状からしてオーディオデバイスですね。
デバイスマネージャーから確認し、
一番怪しそうな、
「Realteck High Definition Audio(SST)」
を犯人とします(状況証拠のみ、物証なし)

さあ、こいつを違うものに入れ替えてみましょう。

ちなみにいまのドライバのプロティは

こんな感じです。

さて、次は新しいドライバーですが、ネットを旅して収集してもいいのですが、
まずはすでにWindowsが持っているドライバーで試してみます。

「ドライバーの更新」
→「コンピューターを参照してドライバーを検索」
→「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」

そうすると現状の
「Realteck High Definition Audio(SST)」
しか表示されません

慌てず騒がず、
「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックボックスを外します。
そうすると他の多くのドライバが表示されるので、
その中でも汎用性のありそうなMicrosoft製のドライバにします。
「Microsoft」-「High Definition Audioデバイス バージョン:10.0.22621.608[20229/27]」
を選択。

そして次へ。
そうするとこんな感じで脅してきました。

全く音がでない状況ではパソコン使うのしんどいので、
脅しに屈せず「はい」で次へ。
その後ドライバーの読み込みが始まり、
完了後、デバイスマネージャを確認すると

「High Definition Audio デバイス」という、
似ているけど違う名前のドライバに変わりました。
プロパティはこんな感じ

プロバイダーがRealtekからMicrosoftに変わりましたね。
そして再起動。

結果は・・・

Windowsのロゴが表示され、起動音が流れます!
おお、音が鳴った!!

念のためYoutubeを起動し、
先程の動画を再生します。

うん、ぐんぴぃの声が聞こえるw
無事パソコンから音が出ることが確認できました!

かなり機種依存な情報かもしれませんが、
同様の症状でお困りの方は、
いちど試してみてはいかがでしょうか(自己責任でね^^)