先日、新iPad Pro/Airが発売されましたね。
私の周りにもさっそくiPad Pro13インチを購入した信者がいます笑
ちょっと触らせてもらった印象は、その軽さと薄さに驚いたというところですね。

本人曰く「薄すぎて心許ないからケースは必須だ」とのこと。
薄くいのがいいのか厚いのがいいのかよくわかりません笑
確かにケースを装着した状態で、従来のiPadとおなじ厚みと重量なので、
感覚としてわからなくもないです。

さて、そんな話題のiPadですが、
初代iPadが日本で発売されたのは2010年5月です。
なんともう14年前なんですね(汗)
ちなみ一年前の2009年にはWindows7が発売されています。

当時のiPadの印象は非常に革新的で、
”ああ、PCの次はこれなんだな”と
当時の多くの人が感じたことでしょう。(たぶん)

特に企業においては、入社して貸与されるのはPCでなくiPadで、
それを使って場所やシーンに関わらずスマートに業務をこなす。
そんな未来をイメージさせるようなそんなデバイスに見えました。

そして14年の時を経て、いまiPadはどうなっているでしょうか。
確かにハードは良くなった。
でもOSは依然として14年前とあまり変わっていません。

残念ながらこの”OSがあまり進化していない”という部分が、
iPadのネックとなっているように思います。

iPadはその機動性から、外で仕事する時に持って行きたくなりますが、
実際に外で仕事をしようと思うと、iPadではできないことが多くあります。
それががっつり作業するような複雑な内容ならわかりますが、
単純に”アプリにファイルを添付する”だとか、”文字をコピペする”のような、
PCだと当たりまえすぎて特に意識していなかったような作業ができません。

もちろんこれはアプリによるところも大きいのですが、
iPadって全般的にファイル操作が非常に苦手に思います。

あと困るのは複数のウインドウを見るというようなマルチタスク操作ですかね。
これもiPadは弱い。
鳴物入りで騒がれたステージマネージャーは非常にウインドウの使い勝手が悪く、
私は結局Split Viewばかり使っています。
大袈裟な機能名を付けて必殺技かのようにプロモーションしますが、
やりたいことは単純で、複数ウインドウを表示したいだけなんですけどね。

とあるApple信者が語っていましたが、
”いまのiPadはポルシェみたいな高出力な車に軽自動車のタイヤを履かせて、
直進だけは速いですって言ってるようなものだ”と。
なんか言い得ていて妙ですね。

かつてPCを塗り替える予感を感じさせたこのデバイスは、
現在Apple製品の中では一番売れていません。

綺麗なディスプレイやカメラの搭載に熱心になるのはいいですが、
もっとOSに手を入れ、そのハードの持つ性能を発揮させて欲しいと思います。
SoCも共通になったんだから、iPadでMacOSを動かしてくれればそれでいいんですけどね笑
iPadのMacOSモードとかw

2024年6月10日にはWWDCが開催されます。
そこで何か面白いものが発表されるといいですね。