Share

MC793968 Disabling IDCRL library based authentication for SharePoint Designer Online

  • 2024年5月21日

Identity Client Runtime Library (IDCRL) がSharePoint Onlineから消えるという内容です。

ただし、そう思って読むとまず冒頭で???となります。


Office Client applications, since 2013, default to modern authentication and have a seamless experience for the end user. SharePoint Designer however requires some additional steps to support modern authentication. We recommend that all users of SharePoint Designer follow the steps in the Microsoft Community Support Article to ensure SharePoint Designer will continue to work after the final cutoff date.

2013以降のOfficeクライアントアプリケーションでは、デフォルトでモダン認証が使用され、エンドユーザーにとってシームレスなエクスペリエンスが提供されます。ただし、SharePoint Designer では、モダン認証をサポートするためにいくつかの追加手順が必要です。SharePoint Designer のすべてのユーザーは、Microsoft コミュニティ サポート記事に記載されている手順に従って、SharePoint Designer が最終的なカットオフ日以降も動作するようにすることをお勧めします。

まったくIDCRLの話をしておらず、いきなりSharePoint Designerではいくつかのステップを踏まないとモダンな認証が出来ないという話が始まるのでよく分かりません。こういう場合、冒頭の概要もしくはHow this affects your organization: を読むと、

IDCRLによる認証が6月15日からSPDで出来なくなる、とだけ書いてあるので、冒頭の文章のどこかにそれが欠けているということが分かります。というか、むしろタイトルから文章が続いているという感じなのかもしれません。

また、SPDでモダン認証をするための方法というのもレジストリをいじらないといけないのでかなり複雑な気がします。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-sharepoint-blog/sharepoint-designer-and-modern-authentication/ba-p/382774

とはいえ、公式の記事にもなっていて動作させるために必須なので、SRに聞くと教えてくれるかもしれません。

まとめると、

SharePoint Online全体からIDCRL機能が消えるのでSPDもそれを利用した認証が出来なくなる。
SPDを使用し続けたい場合、デフォルトではモダン認証に対応してないので、レジストリをいじる必要がある。

という内容です。