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Microsoft Teamsが軽くなる?なお話

  • 2023年10月11日

加藤です。

ZDNET JAPANより

新しい「Microsoft Teams」が一般提供開始–メモリーとディスクの使用量が半減

https://japan.zdnet.com/article/35210041/?_ga=2.154697392.925025398.1696917699-1688613201.1540043073&_gl=11bx32u9_gaMTY4ODYxMzIwMS4xNTQwMDQzMDcz_ga_JGFXZS6RMN*MTY5NjkxNzY5OC4zMzcuMC4xNjk2OTE3Njk4LjYwLjAuMA..

ZDNET JAPANより引用

 とにかくクライアント負荷が大きいことで有名だったMicrosoft Teamsがついに全面刷新されたというお話です。メモリとディスク使用量が半減ということですが、もともとがどうだったんだという話はさておき(こら。

 そもそもSlackに始まったサイロ型小規模セミクローズタイプのビジネスコミュニケーション基盤ですが、そのSlackにフラれてとにかくあり物をごった煮状態にして生まれたという奇妙な生まれを持つTeamsですので、そもそも色々と無理がありまくりな構造だったことは一部界隈では有名な話でした。

 そんなTeamsがやっと基盤から見直しを行い、1つのアプリケーションとして設計されたというめでたいニュースとも言えますが、そもそもその状態でリリースをしてほしいですねぇと言ってもみても、そこはMicrosoft様。時に慎重すぎ、時に早すぎるが得意技なのでこればかりは致し方がないとしか言いようがないですね。

 さて、そんなある意味で呪われた生まれのTeamsがいつのまにやらMicrosoftのメインソリューションに育っております。Skypeブランドもどこへやら、エンタープライズソーシャルをかげたYammerやsharepointもお役御免、Teamsこそがビジネスシーンを変える!という言い出すとは、登場時には想像もつかなった状況です。

 そんなTeamsがやっとベース基盤を見直し、各モジュールのシンプル化を行ったということで喜ばしいことではあるのですが、そこはMicrosoft。次は生成AIの押し売りが開始している真っ最中。Teamsにももれなく投入されるようです。こうしてまた肥大化が進んでいき、シンプルで使いやすいものがいいというユーザーの声なんぞどこ吹く風という状況がすぐに訪れるでしょう。

 Microsoftでなければビジネスシーンは難しいなんて時代はとっくに終わっております。GoogleWorkspaceでも大規模対応は可能になっている昨今、いまこそ自社基盤の選定を考える時かもしれません。いつまでも大きく重く、手間がかかる基盤にすがりつく必要はないですからね。