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”AIを使った〇〇”ってホント!?

  • 2023年9月15日

Chat-GPTなどの生成AIが有名になって、
以前にもまして”AIを使った〜”や、”AI〇〇システム”
なんて、製品の修飾子としてAIという言葉が頻繁に使われていますね。

でもそのシステムやサービスのどの部分にAIが使われているかを
意識したことがありますか?

よくある”AIを使った文章作成サービス”とかだったら、
「ああ、AIを使って文章を作成するのね」と分かりますが、
例えば”AIを使った乗合いバス”とかはどうでしょう?

”複数ある乗車/降車ポイントに対する最適なルートをAIで確定させる”
うん、なんとなくわかるような気がしますが、
では”最適なルートモデル”の学習は行われるのでしょうか?

実際はそこまでやらないサービスがほとんどです。
そういったサービスは学習済みのAIモデルをルート策定に使用するというだけで、
地域にあった運航ルートを運用の中で学習していくという機能はありません。

でもほとんどの人は「AIを使った〜」という名前から、
当然、”いろいろなものが徐々に学習して最適化されていく”と想像します。

ここにサービスに対するギャップが生まれます。
「AI」というワードに対する解釈の違いと、対象の不明確さが
そうさせるということですね。

AIというある意味バズワードな言葉が謳ってある製品は、
その内容と範囲をしっかり確認して導入する必要がありますね。