加藤です。

CNET JAPANより

Twitterの閲覧制限でユーザーが混乱中

https://japan.cnet.com/article/35206066/

CNET JAPANより引用

 API騒動、有償化ゴリ押しに続き、ついに閲覧制限まで実施してしまったTwitterですが、これはさすがにプラットフォームとしての終焉と言わざるを得ません。そもそも基盤を維持するエンジニアも相当解雇していますし、こんな状態のTwitterに広告を出す企業など今後現れないでしょう。ユーザーもコミュニケーションが取れないとなれば、他プラットフォームを検討することでしょう。

 また、企業公式アカウントといえばTwitter!というような流れはいまだありましたが、もうそれも終わりでしょう。分析はおろか閲覧すらお金を払ってままらないような基盤で個客獲得などできるはずがありません。

 どうしてもサーバー集約型のコミュニケーションツールはキャパシティーとの戦いになってしまうので、分散型ネットワークプロトコルをベースにしたものを各社が検討していたというところでしょうが、Twitterは分散プロトコルに切り替えるだけの体力も実力もすでにないと言える状況ですので、有力な対抗馬が出た時点でかつてのmixiのように静かに過疎化していくと私は予想しています。

 このタイミングをみてなのか、Instagramをベースにした分散プロトコル・ショートメッセージSNSをmetaが送り出そうとしているのはなにかの皮肉とも言えますね。Facebookが早々に役割を失う中、買収したInstagramはそれなりの位置にはいましたが、ここをかつての宿敵Twitterの対抗馬として仕立て直して再びSNSプラットフォームの主役に躍り出ようとしているのですから。

 MASTDONのように若干扱いづらかったり、Discordのようにあくまでクローズルーム型で多くの人と一度に共有できないというものではなく、とにかく広く多くの人と関わりをもつまさにSNSの原点ともいうべきテーマからTwitterというプレーヤーが立ち去る後ろ姿を見ながら、次なるプレーヤーが誰になるのか?をしばらく見守るところですね。

 本日は終焉の決定打を打ったTwitterについてお話してまいりました。次のプラットフォームはどれになるのか?皆様はどのようにお考えですか?