突然ですが、「500歩サッカー」というスポーツをご存知でしょうか。
あれ?ご存知ない?
では解説しましょう(笑)
これは”世界ゆるスポーツ協会“が考案したスポーツで、
体力などの肉体的なスペックに関係なく楽しめるスポーツの一つです。
ちなみに世界ゆるスポーツ協会というのは、
ゆるスポーツ。
それは、年齢・性別・運動神経に関わらず、だれもが楽しめる新スポーツ。
超高齢社会でスポーツ弱者が多い日本だからこそ生み出せるみんなのスポーツ。
勝ったらうれしい、負けても楽しい。多様な楽しみ方が用意されているスポーツ。
足が遅くてもいい。背が低くてもいい。障がいがあっても大丈夫。
あなたのスポーツが、必ず見つかります。
世界ゆるスポーツ協会は、ゆるスポーツを創るスポーツクリエイター集団です。
世界ゆるスポーツWEBサイトより
いやあ、素晴らしいですね。
スポーツは一部の筋肉たちのものだけじゃないというね(言い方)
さてこの500歩サッカーのルールですが、
1:5対5で行うサッカーです。
2:すべてのプレイヤーは「500歩サッカーデバイス」を装着します。
3:全員が500歩という限られた歩数しか動けません。
4:1歩動くごとに残歩数が一つずつ減ります。
5:走ると、一気に歩数が5歩や10歩減ります。
6:残り歩数が0になった時点で退場です。
7:ただしその場で休むと、4秒めから1秒ごとに1歩ずつ回復します。
8:ボールがコートの外に出たら、出した方のチームがボールを拾いにいきます。
ただゆるいだけではなく、戦略的な要素も多分にありますね。
歩数という共通の、そして有限のリソースをどう使うか。
歩数0になったら退場ですから、動作はよく考えなくてはなりません。
有り余る筋肉や体力で蹂躙されることなく、ちゃんとゲームバランスが考えられているところは、チート対策バッチリですね笑
基本スポーツって万人ができるみたいなテイで開催されますが、
実際は明確な能力差があり、同じぐらいの能力同士でないと、
ゲームが成立しません。
そのバランスが崩れるとあっというまにクソゲーになり、
自己顕示と劣等感が渦巻き、当初のよくある目的、
“スポーツを通じて親睦を深める”なんてものとは程遠い世界線になります。
”弱者を打ち倒すことで自己肯定感を高める“
えてしてスポーツはそのように見えることがあります。
この500歩サッカーのようにスポーツが進化していくことで、
本当のコミュニティツールとして機能するのかもしれません。