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スラング紹介(Chuck Norris、Mankrik’s Wife)

  • 2023年6月1日

2005年ぐらいの懐かしスラングです。

Chuck Norris

全盛期のイチロー伝説

●3打数5安打は当たり前、3打数8安打も
●初回先頭打者満塁ホームランを頻発
●イチローにとってのホームランは内野安打の打ちそこない
●初回先頭打者サイクルヒットも日常茶飯事
●9回裏100点差、チームメイト全員負傷の状況から1人で逆転
●1回のスイングでバットが3本に見える
●バントでホームラン

という有名コピペですが、このイチロー伝説のような感じで、アメリカではチャック・ノリスが良く使われます。理由としてはチャック・ノリス主演映画が基本的に無双しまくるものだったり、彼自身も空手やテコンドーがとにかく強く、そのマッチョさが誇張されまくってチャック・ノリスジョークが生まれました。

例えば、

「地獄の入口には”チャック・ノリスお断り!!”の札がついている」「チャック・ノリスの回し蹴りは強すぎて宇宙からでも観測出来る」

といった感じです。

あまりにも国民的なジョークすぎて、2008年にはアメリカの大統領選挙のマイク・ハッカービーの選挙動画でも使用されました。内容としては、

チャック「マイク・ハッカービーはIRS(米国国税庁)を廃止しようと思っている」

マイク「チャック・ノリスが腕立て伏せをする時、自身を持ち上げているのではない。地球を押しさげている。」

という風に、チャックに立候補者であるマイクを推すメッセージを言わせた後に、真顔で関係ないジョークをマイクが言うという流れの最後に、マイクがアメリカの選挙立候補者が選挙法に従うという決まりゼリフの「I approve this message」を言い、それに続いてチャック・ノリスが「Chuck norris approved」(俺がこいつを認めた)という決め台詞を言って終わります。

これが派生して、一般企業も「うちの製品がチャック・ノリスに認められた」というような映像広告を制作し流していました。

日本の笑いは良く内輪ノリだ、みたいな批判をたまにみますが、アメリカもそういった笑いがあるという一例でもありますね。

Mankrik’s Wife

World of WarcraftというFF14っぽいゲーム(WoWが先ですが)があるのですが、そのゲームでは基本的にNPCからお使いである「クエスト」を受けてゲームを勧めていきます。中でも、初心者向けエリアで受けるクエストの一つとして、Mankrikというキャラが妻(Mankrik’s wife)を探してきてくれと依頼してきます。

そのエリアが異常に広い上に、Mankrikが指定した場所からかなり離れた所にその妻が”Beaten Corpse”という名前で倒れているせいで初見プレイヤーがノーヒントで探すことはほぼ不可能でした。
そのせいで、初心者プレイヤーはかなり困惑し、全体チャットで”Where is Mankrik’s wife?”と聞くメッセージが常時流れている状況となっていました。

それに対して、既プレイヤーは”In my Pants”だったり”She met Chuck Norris.”(チャック・ノリスに会っちまった・・・ = 最強の男に倒された)等といったくだらない定型文ジョークで適当に返すという文化が作られました。

転じて、

1.めちゃくちゃ探すのがめんどくさいものを探している人に対して適当に掛ける言葉

A “Damn, I can’t find my iPhone!! Have you seen it?”

iPhoneが見つからないけど知らない?

B.”Mankrik’s wife”

しらねーよ

2.ゲームでググったら一瞬で分かるような質問に対する返答

A “Where can I buy new weapon?”

どこで新しい武器が買えるんだ?

B “Mankrik’s wife”

Mankrik’s wifeが売ってるよ

として使われるようになっていました。