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よくある英語表現解説 reckon dude la

  • 2023年3月30日

スラングというよりはもう少し根付いていて、口語だったり創作の中で特定の表現としてよく使われるものたちです。

・reckon  think/~とみなす

イギリス・ニュージーランド・オーストラリアではthinkとほぼ同等(より口語的にカジュアル)に使われます。現代のアメリカではほとんど使われないのですが、わざわざ使われる場合「~と見なす」という意味から分かる通り、Thinkよりも強く古語、という感じで使われます。

特によくあるのが西部劇で、タフガイがこんな感じのことを言うケースです。

“I reckon you better get the f***k out here now. “

直訳すると、「俺はお前がここから失せたほうがいいと見なすぜ。」で、「俺はお前がここから失せたほうがいいと思うぜ。」よりなんか強そうですよね。意訳すると「とっととこっから失せやがれクソ野郎」みたいな感じの訳です。

・dude あいつ、君、野郎、おい、感嘆

manやpersonのくだけた言い方で、近いものにBroやManがあります。元々はdandyのくだけた言い方で見たまんまのダンディー・おしゃれといった言葉でした。それが転じて、19世紀末ごろから、アメリカ西部の開拓地で、「都会から来たおしゃれした鼻持ちならないやつ」といった意味で使われるようになります。ただ、20世紀後半ぐらいからみんながみんなを面白がってDudeとか呼び出した結果、単純に男性だったり、時には女性を示すだけの中立的な言葉として定着し始めました。
また、最近ではdude!が何らかの感情を表すための強調表現として使われるようにすらなりました。

例として、

Dude! You did it! お前やべぇな!やりとげやがった!

といった感じで使います。単純にお前、君、といった感じだけではなく、「お前が~をしたな!」といったニュアンスですね。

・la 了

紹介しておいてなんですが特に意味はないです。シンガポールの人がよく使うイメージが強く、中国語の「了」と同じ意味で、「~だよ」「~じゃん」という意味らしいです。オンラインゲームで最初laを連発する人を見てよく意味が分からなかったんですが、意味が無かったパターンです。

This is a pen la.

って感じです。

とはいえ、テクニカルな使い方としては「自分が中国系のアジア人である」という主張のためにlaをわざと付ける、というのがあります。例えば昔のゲームでUSAサーバーしかない場合、laを付けた英語を使いまくってると同国人同士で識別できる、みたいなのはありました。