ITmediaで、”空港で配布していた紙を廃止に”という記事があがっています。
「健康カード」という名称でコロナ感染拡大に対する注意が
記載されており、空港内で配布されていたというもの。
廃止の経緯はまあ置いておいて（苦笑）
この内容からすると”紙を使うこと”が悪であり、
無駄の塊であるような解釈に取れます。
でもこの紙を配っていた目的はなんだったのでしょうか。
紙というのはただの媒体であり手段です。
そう、情報を伝える手段ですね。
表面的な手段である紙での配布をやめた場合、
目的はちゃんと果たせるのでしょうか。
この場合、伝えたい人にちゃんと情報は伝わるのでしょうか。
情報伝達プラットフォームとして紙は優れている点もあります。
それは情報受給者の準備がほとんど必要ないこと。
情報を受け取る側の準備は字が認識できることその一点のみ。
アプリもOSもデバイスも電源も必要ありません。
もちろんネットワークも。
その上、情報の閲覧期間も紙が現存している限り続きます。
紙を所有していることで情報が伝わったかどうかもわかります。
紙が最高！紙に戻せというわけではなく、
情報によって一番マッチする媒体を使うことが重要に思います。
ムベもなく”紙を使うのはダメ”ではなく、
目的に対してどうかという視点が重要かもしれません。
