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エンジニアは重要と言いながらも軽視する風潮は

  • 2022年12月1日

仕事には色々な分野や階層があります。
例えばある製品を完成させる場合、
・製品コンセプト考える人
・実際に作成する人
・お金を調達する人
・製品を世に知らしめる人 などなど
(まだあるとは思いますが)

役割があればその分人が増えます(そうじゃない場合もありますが笑)
そして人が集まると、そこにはヒエラルキーが発生します。
ヒエラルキーは良い作用をすることもありますが、悪い作用をすることもあります。

良い作用は置いといて、悪い作用とはなんでしょうか。
それは他人への尊敬(リスペクト)を奪い去ってしまうことです。
またそれは役割そのものの重要性を見失うことに繋がります。

もしマネージャーであれば、この時点で業務遂行は難しいですね。
他者が提供する価値を正確に判断できなければ、
マネージメントなんてできません。

と、ここでやっと表題の話になりますが、
ヤマト運輸が「ソースコードを書くのは単純作業」と
あるインタビュー記事で 発言したということで、物議を醸し出しています。

簡単に言うと、”プログラミングは単純作業だ”という発言ですね。
ではなにが単純作業ではないのかというと、
記事にはありませんが、おそらく”企画や設計”がそれに該当すると
思っている雰囲気がぷんぷん匂いますね。

いわゆる「頭を動かす仕事は高尚で限られた人しかできないが、
手を動かす仕事は単純で誰でもできる」 という、
非常に単純でディフォルメされた考え方ですね。 意識高い系ですかね(笑)

早速記事を修正し、「そんなこと思ってないよ〜誤解だよ〜」
という対応をしていますが、このような記事は文章構成や校正に
それなりの時間をかけたものです。
特に”伝えたいことが読み手にちゃんと伝わるか”と言う部分は、
記事を書く目的でもあるので、そこが違ってましたというのは、
おそらく言い訳でしょう。

ただ、読み手の反応が想像していたものと違ったという感じですね。
文章というのは様々なものが滲み出ます。

根強く残る技術を軽んじる風潮。
それは技術の価値を見誤り、技術者に対する評価が低い
日本の悪い風土なのかもしれません。