ふだん当たり前のように使っている様々なアプリ。
当然誰かが作ったものなのですが、
その過程でいろいろなことが検討されています。
ちゃんとしたアプリの作成にはいろいろな知識が必要ですが、
”こうしたらいい”とか、”こうすべき”みたいな事って、
意外と経験則で判断している場合があります。
もちろんその経験則が正しければいいのですが、
そうでない場合もありますよね(だって人間だもの)
とくにアプリを誰かに作ってもらう場合、
さらに判断は難しくなります。
”出来上がったアプリが正しいか?”どうか
それは要件定義を満たすかという言い方も出来ますが、
必ずしもそうでない場合もあります。
要件定義が適切なやり方で実装されているか?という部分に関しては
実のところソースコードを見ないと判別できない場合も多いですね。
では、作った人しかわからない、もしくは経験則のみのアプリ制作としないためには
どうすればよいか?
実は一つの指標があります。
「つながる世界のソフトウェアガイド」というものが、
IPA(情報処理推進機構)より発行されています。
これはISO2500シリーズからなる、「SQuaRE」という品質基準をベースに、
”ソフトウェアはこういう基準で作りなさいよ”という指標が書かれています。
指標にはいろいろなものがありますが、大項目を抜粋すると、
・機能適合性
・性能効率性
・互換性
・使用性
・信頼性
・セキュリティ
・保守性
・移植性
という8つの大項目で構成されおり、
大項目の下にはまた小項目が複数含まれています。
(細かい内容はググってね♡)
これらの評価基準をもってアプリを評価すれば、
そんなおかしなアプリにはならないよということですね。
これは自社でアプリを開発する場合も、開発を外部委託するときも
おそらく役に立つでしょう。
このような基準が公開されているのは非常に有意義なことですね。
イマイチ知名度が低い「つながる世界のソフトウェアガイド」ですが、
ある意味、集合知の塊のようなこの資源を、もっと有効に使っていけば
いわるゆる”クソアプリ”のようなものはなくなるのではないでしょうか。
これのゲーム版があれば”クソゲー”がなくなるかも?
もしそうなるとKOTY(クソゲー・オブ・ザ・イヤー)のノミネート作品が
なくなってしまうので、それはそれで悲しいですね笑