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メディア(媒体)には寿命がある

  • 2022年9月7日

日々たくさん飛び交う情報。
私たちは情報をメディア(媒体)を通じて入手しています。

メディアにはさまざまなものがあります。
書籍、テレビ、ラジオ、インターネット、
記憶媒体であれば、古くはフロッピーディスク、
そしてCD、DVD、ブルーレイディスクなど。

こうして並べてみると、
よく使っているメディアとそうでないメディアがありますね。

さらにそれぞれのメディアに、利用者数の”ピーク”のような時期が
あることに気づきます。

そのピークを過ぎたメディアは減少を続け、
最後はごく僅かなロングテールとなって細々と存在し続けます。

メディアは情報をやり取りする手段なので、
送り手と受け手がいます。
共に同じメディアでないと、情報の受授はできません。
ラジオ放送にはラジオが、テレビ放送にはテレビが、
CDの再生にはCDドライブが必要です。

勢いのあるメディアにコンテンツが集まり、
旬を過ぎたメディアは過疎化していくのは、
想像に容易いでしょう。

勢いのあるメディアとはどんなメディアなのかというと、
時代の要求に則したメディアであると言えます。

今で言えば、
スピード、多様性、低コスト、時間に縛られない、
というところでしょうか。
なんだか働き方に似ていますね(笑)

この”時代の要求”というのは移りゆくため、
それに合わなくなったメディアは衰退していきます。
(ゼロにはなりません)

少し前の時代の要求はどうでしょう?
同一性、高品質、堅牢性、なんてところでしょうか。

時代の要求、価値観とずれると、
新しい世代の顧客は増えず、徐々に減っていく既存の顧客と共に
歳を重ねていくことになります。

それはそれで価値のあることかもしれませんが、
あくまでニッチな世界で、多勢が目指す場所ではありません。
また、現状に満たされている(と思っている)と変化のきっかけを失います。
環境の変化に対応しきれず滅んでいった種とならないよう、
時代の価値観に敏感でありたいですね。
と、テレビを見て強く思いました(笑)