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鳥取県から本がなくなる?

  • 2022年8月29日

みなさん、本読んでますか?
最近は欲しい本はkindleで読むことが多く、
物理の本は段々触れる機会が少なくなってきたかもしれません。

さて、本といえば、「有害図書」というものがあります。
一般的には、”青少年の健全な育成を妨げ、情操面に悪影響を及ぼす書籍”
とされています。

基本的には地方自治体が指定し、
指定されると条例等に基づき、その自治体での販売が規制されることになります。

”自治体が有害指定をしたら、その自治体で販売できなくなる”
ああ、そうなのねという感じですが、
このインターネットのご時世(古い)では、
それだけで収まらない事態が発生しました。

三才ブックスという出版社が出した3冊の本が、ある時、
鳥取県で有害指定されました。
と、ここまではいいですが、なんとその後、
同じ書籍がAmazonでも販売停止とされてしまったのです(!)
鳥取県が有害指定したことにより、インターネットの世界でも買えなくなってしまう。

ちょっと違和感を感じますよね。

と言うことは、
鳥取県での書籍を販売し、万一有害指定されてしまったら、
Amazonでも販売できなくなってしまうなら、
鳥取県で書籍を販売することは、販売上のリスクになる。
というのが、三才ブックスの弁です。

たしかに鳥取県のルールを日本全国に適用されても困りますし、
そんなリスクがあるなら、鳥取県で本を売るのをやめたほうがいいと
なるのもわかりますね。
今回は鳥取県ですが、他の地方自治体でも同じことが起こると思うと、
”もう物理の本を売るのはやめて、電子書籍だけに絞る”
という流れが加速し、物理本が私たちの前から消えるかもしれません。

この有害指定された本を読みたいとは特に思いませんが、
とりあえず鳥取県のルールを全国適用することはやめて欲しいですね。
すくなくとも私は鳥取県民ではないので(笑)