一定の市民権を得たリモートワーク。
しかしそうとも言えない数字が出てきました。
東京商工リサーチが実施したアンケートによると、
「リモートワークを実施したが取りやめた」と回答した企業が、
全体の27.2%であったと発表しています。
取りやめた理由については、
「業績や労務管理、効率化などの評価が難しく〜」としています。
明らかに管理側が追いついていない感じですね。
この柔軟性のなさや、スピードの遅さは、
別の業種でも話題になっています。
それはバイクの世界的レースであるMotoGPの世界。
日々コンディションや新しい技術、トレンドが生まれるサーキット。
そこでは問題が発生しても、すぐに正解にはたどり着けません。
ライダーとメカニックやファクトリーが一緒になって試行錯誤しながら
正解を導き出します。
このトライのスピードが日本メーカーは遅いと言われています。
ライダーの要望で”スイングアームを数ミリ伸ばしてみる”ことさえ、
日本メーカーは動きが遅い。
既存のやり方に執着し、結果が出なければライダーを責める。
どこかリモートワークの現状と似ていますよね。
何をもって”仕事をしている”とするか。
今までは出社すること、会社にいることが仕事の定義でした。
評価もそれに準じていることでしょう。
”失われた20年”が失われた30年、40年とならないように、
気候の変化に合わせて進化していけるように、
柔軟に仕事ができたらいいですね。