人は殆どと言っていいほど、どこかのグループに所属しています。
会社で言えば部署やチーム、学校だとクラスや部活、
”家族”というのも、生活する上での一つのチームと言えるでしょう。
そして組織には必ずリーダーが存在します。
会社組織だと、この”リーダー”というのは、”上司”となりますね。
そして上司は組織をマネージメントします。
マネージメントには指導や評価など、社会生活上、非常に重要な要素を含みます。
そんな重要な役割である”自分の上司”を「自分で選ぶ」ことはできません。
が、ある会社で非常に面白い取り組みをしているのでご紹介したいと思います。
それは「自分の上司は自分で選ぶことができる」という仕組み。
これは人事異動の際、希望部署ではなく、
”希望上司”を申請して所属を決めるというもの。
もちろん、人員的にすべての人が希望の上司の元に就けるわけではありませんし、
これを実践するには、それなりの規模感も必要です。
それなりに条件は限られますが、
この仕組を実践してみて得られ効果として、
「管理職の実力が明確になった」事です。
当然ながら働きやすい上司の下に人は集まりますし、
同時に人が集まる上司とそうでない上司がはっきりわかります。
只の人気投票では?と思われるかもしれませんが、
根拠がある人気は続きますし、表面的で一時的な人気は続きません。
最近では、特にリモートワーク時のマネージメントで
差が出やすい傾向があります。
上司のミッションとはチームで目標を達成することと、
そこで働くメンバーの成長を促すこと。
みな、自分を成長させてくれる環境下では、
その生産性やモチベーションが上昇します。
この”成長”とは、ちゃんと自分が実感できるものである必要があります。
「お前のためを思って」なんて言って理不尽な負荷を与えるものとは
根本的に異なります。
よく「チームは”理論”と”感情(共感)”の両輪が不可欠」と言われます。
もし、組織の上司という立場であれば、
そんな成長できる環境を作り、提供できるリーダーで有りたいですね。