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テレワークの限界と可能性(イーロン・マスクのメール)

  • 2022年6月10日

イーロン・マスクがテスラ社幹部に向けたメールが物議を醸しています。

その内容とは、
「テレワークではなく出社をしなさい、出社がなければ退社とみなす。」
(超要約)

といったもの。

なぜ彼はこんな通達を出したのでしょうか。
それはメールの内容にも記載がありますが、
ポイントは2つ。

”職位が上であるほど、その存在が見えていなければならない”
”エキサイティングで意義深い製品は電話では実現しない”

過去の経験も含め、確かに一定の説得力を感じます。
この話を聞いた日本の経営者が、
「じゃあウチも」と言いそうですね(笑)

しかし一つ忘れてはならないことがあります。
それは、
”イーロン・マスクという経営者であれば”

ということ。

彼の中では、いまこれがベストなのでしょう。
しかしそれが他者(社)にそのまま当てはまるかはわかりません。

こういった影響力のある人物の発言は何かと
取り上げられますが、それがそのまま自分に当てはるか
きちんとジャッジし、情報を適正に受け取る必要があります。

表面上だけマネてもダメだということですね。

以下、メールの内容です。

From: イーロン・マスク

Subject: 明確にするために

テスラの社員は、1週間に最低40時間はオフィスで過ごすことが義務付けられている。しかも、そのオフィスは、遠隔地の疑似オフィスではなく、実際の同僚がいる場所でなければならない。出社しない場合は、退職したとみなす。

職位が上がれば上がるほど、その存在は目に見えるものでなければならない。だから、私は工場に住み込んで、現場の人たちと一緒になって働いている姿を見せた。そうしなければ、テスラはとっくに倒産していただろう。

もちろん、それが必要ない会社もあるが、彼らが最後に素晴らしい新製品を出荷したのはいつだろうか? しばらくないと思う。

テスラは、地球上のどの企業よりもエキサイティングで意義深い製品を生み出してきたし、これからもそうだろう。これは、電話では実現しない。

Thanks,

イーロン

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