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Windows11の意志

  • 2022年4月12日

Windows11を使っている人ってどのぐらいいますか?
ちなみに私はWindows11です。

Windowsは過去さまざまなバージョンアップを重ね、
現在「11」まで来ていますが、
その中でずっと変わらないものがあります。

それは「スタート」ボタンです。

この”スタートから始める”という決まりごとは、
バージョンが変わってもずっと継承されています。

11になってタスクバーが真ん中に配置されたことにより、
スタートボタンの位置も若干中央よりにはなっていますが、
その機能を保ったままちゃんと存在しています。

スタートボタンからアプリやファイルを選択し、開いて使用する。

一方、11はタスクバーがほぼランチャー化しており、
よく使うアプリを配置して直接起動することもできます。
どちらかというとこの使い方のほうが多いかもしれません。

スタートからだと2アクション必要なものが、
タスクバーからだと1アクションで作業が開始できる。

なので使い慣れてくると、スタートボタンは
その使用頻度は少なくなる傾向があります。

Windows11の設計にあたり、当然そんなことは吟味されたと思います。
しかし結果として、Windows11にはスタートボタンが残された。
私はこの部分が、非常にMicrosoftらしいと感じています。

前のOSから移行する人たちが初めてWindows11を使う場合、
まずどういう行動をとるでしょう?
きっとスタートボタンから始めますよね。

初めて使うOSであっても、
今まで同様スタートボタンを押せば、
なにかしら作業を始めることができる。

UIとして決して優れているとは言えないけれど、
製品の連続性とでもいいますか、
使い慣れた安心感を担保してくれてる。

過去、互換性や操作性での痛い失敗が、
このような配慮とも取れるUIを作っているのでしょう。

勝手に作り手の意志を感じて、
なるほどなと思ってしまいました。

ちなみにこのWindos11のスタートボタンですが、
表示する内容をカスタマイズできます。
「設定アプリ」→「個人設定」→「スタート」で、

・最近追加したアプリを表示する
・よく使うアプリを表示する
・最近開いた項目を、スタート、ジャンプリスト、
 ファイルエクスプローラーに表示する

この3点を「オフ」に切り替えるだけで、
スタートメニューがだいぶすっきり見やすくなります。

なんかスタートメニューがごちゃごちゃしてるなあと思っているなら、
ぜひお試しください。