「インフラ」という言葉、ニュースなどで度々耳にするかと思います。
インフラとは”infrastructure”の略で、
直訳するとinfra-structireで”下の構造”となりますが、
日本語では「基盤」という訳され方が一般的ですね。
道路や施設、電気水道、インターネットなどの社会基盤を”生活インフラ”
なんて表現することも多いですね。
特に災害時によく耳にします。
さてITで”インフラ”というと、ネットワークや、
アプリケーションが動くサーバーのことを指します。
そのサーバーが稼働する仮想基盤も含んだ形で表現されることもあります。
そんな”インフラ”でい代表的なものといえばクラウド基盤。
MicrosoftのAzureやAmazoneのAWS、GoogleのGCPなんかが有名ですね。
「うちもクラウドだ!」と言って社内システムをクラウドに移行したとしましょう。
移行した数年後に、そのクラウドの会社が
「クラウド儲からないのでやめます。2年後にサービス停止するね。」
なんて言ったらどうでしょう?
せっかく苦労して移行したのに、また移行作業のやり直しです。
大きな工数となるでしょう。
繰り返しますが、インフラとは基盤です。
社会基盤や生活基盤がそうであるように、
「継続して提供する」ということが非常に重要なります。
現在のクラウドサービスにサービス継続にまつわる法的な
制約はありません。
作ってすぐに辞めることも可能なのです。
(もちろん企業としてダメージはありますが)
ここに、社会基盤としてのインフラに関連するサービスが停止になるという
ニュースが2つあります。
・格安電気の新規受付終了
・auの3Gが3月31日に終了
それぞれいろいろな事情があってのことですが、
一つは「いままでありがとう」
もう一つは「お客さんに迷惑かけたね」
と真逆の印象を受けます。
どんなに素晴らしいサービスであっても、
インフラは継続提供できることが大前提だなあと、
改めて感じたニュースでした。
”インフラ選定の際は継続できるサービスを”
”インフラを提供する場合は必ず継続を”
心に留めておきましょう。