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よく言われる日本型雇用を簡単に説明してみる

  • 2022年1月28日

加藤です。

 

私どもベンチャー企業ではなく、古くからの日本企業の雇用形態を「日本型雇用」なんていいませんか?

本日はこの日本型雇用をとっても簡単にお話します。

 

今日のタイトルを見れば「年功序列の話でしょ?」と思われる方が多いかもしませんが、近くて遠いお話です。

ズバリ、「まず仲間にしてから役割を決める」というのが、日本型雇用を一言で言い表すものです。

 

春の一括採用が行われて、その後に配属が決まるなんて聞きませんか?

これは「能力の高い人間をセレクションして、採用してから適正・配置を考える」という、
採用プロセスがあるからこそなのです。

この形式は実は従業員には有利な面も多いのです。
「ポジションにふさわしいので採用された」のではなく、「ウチの会社に必要なので採用された」
わけですから、たとえ与えられたポジションで失敗してもその会社の人でいられるわけです。

これが最近言われる「ジョブディスクリプション型」と真逆な部分ですね。
ジョブディスクリプション型はポジションが消滅すれば職を失いますから。

 

本日は日本型雇用をごく簡単にお話してみました。
なにも欧米型のジョブディスクリプション型雇用がいいところばかりないということが、
少しでも伝わればと考えております。