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クラウドストレージの落とし穴

  • 2022年1月24日

加藤です。

 

すっかり世の中に定着したクラウドストレージ。
Googleドライブであったり、OneDriveであったり、BOXであったり。
本日はこれらのクラウドストレージを業務でプライベートで利用する際の落とし穴を少しだけ。

 

クラウドストレージは容量も多く、複数のパソコンから同じデータにアクセスができる為、
利便性ばかりが語られますが、そもそもネットワークに接続されていないと使用することができません。

ですので、ローカルのPCと同期させるツールが各サービスから提供されております。

これを導入すれば万々歳!?とならないのがクラウドストレージの世界です。

同期するファイルが多いほど、ローカルのPCのストレージを圧迫します。

最近ではどのフォルダーを同期するか選択できるようになりましたが、
実はこのクラウドストレージとの同期がドライブの容量を圧迫している、
なんてことは多いので心当たりのある方は一度ご確認ください。

さらにこの同期作業、ファイルの容量分だけ通信が発生します。
同期ツールでは、モバイル通信で同期しないような設定がデフォルトになっていることも多いので、
更新しはずがクラウドストレージ側は更新されていなかった、なんてことにもご注意ください。

ここまでの特徴は個人用であっても、チーム向けであっても同様です。
なんでもかんでもクラウドストレージに保存して、使わないファイルなどを放置していると、
様々な影響がでてくるものです。

共有フォルダーが満杯で!なんていう話は、クラウド主流の時代になっても健在なのです。

幸い、クラウドストレージには検索機能がだいたい備わっておりますので、
目的のファイルを探すというハードルはオンプレミスの頃よりはよいかもしません。
(提供サービスによって品質が異なることは前提となります。)

 

ここまで実際の利用のシーンにおいての注意点をお話してまいりましたが、
最後にかなり重要なことをお伝えします。

それは「各サービスのポリシーに違反するとアクセスアカウントが停止される」
という事実です。

企業版の有償アカウントだから大丈夫!!という訳でもないです。
各サービスのポリシーはすべてのベースとなる規則ため、
たとえ企業版の有償アカウントであったとしても、アカウントが停止とまではいかなくても、
該当したファイルにアクセスできなくなるということは十分にあり得ます。

さらに、これが個人ともなるとさらに深刻です。

無料で提供されるクラウドストレージは規則違反が続けばアカウントが停止されます。
Googleを例にすれば、ストレージだけでなくGoogleアカウントそのものが停止します。
これがいかにクリティカルかは言うまでもないでしょう。

このように、クラウドストレージは便利な反面、落とし穴も多く存在します。

自分が使ってるサービスについて今一度見直してみることをお勧めいたします。