と言っても女性の話ではありません。
ましてや人間でも(笑)

ABB社の7軸双腕ロボット「YuMi」です。

以前このYumiさんとご一緒に仕事をさせてもらいました(笑)

以前の記事でお話した、歩留まりを解消する施策としてこのYumiを導入しました。
製品をピックアップするために、人間でいう指に当たる部分を専用に作成し、24時間稼働できる人員として
Poc(Proof Of Concept)として導入しました。

まずはやってほしい動作を覚えてもらわなければなりません。

リモコンでYumiを操作して動作をレクチャーします。
製品をトレイからトレイに移すだけでも最初は一苦労です。

でも徐々に動作を修正していき、初めてトレイに製品を移すことができたときは、
我が子が初めて立ったような感動でした(おおげさ)

動作設定を誤ってあやうく殴られそうになったこともありましたが、
無事稼働できたことは導入プロジェクトとしては良かったと思います。

ゆくゆくはこのYumiをどんどん導入していき、人間の稼働割合を減らしていくことがプロジェクトの延長線上にあったかと思います。

RPAなどもそうですが、無駄なくミスなく反復実行するのは、もう人間に求められるスキルではないのかもしれません。

また、平準化、定型化を進めていく中で、働く人のアイデンティティはどこで発揮すべきなのでしょうか。

働く人のアイデンティティが個別最適のような方向に向かってしまい、さらに業務を複雑にしていくことは珍しいことではないですね。

YumiのようなロボットやRPA、自動化システムなどの導入には、いままでその業務を行っていた人たちへのリスペクト無しには成功しないような気がします。