秘書は上司の依頼で社外の方へのお祝いの贈り物を選ぶ場面も多くあるかと思います。

相手の方に喜んでいただけて、且つ失礼のない素敵な贈り物選び難しいですよね。
私もいつも迷います。

今回は手土産というよりも郵送で送るお祝いの贈り物選びのポイントを書かせていただきます。

1,最近の傾向と選ぶ基準

   就任や昇進のお祝い、叙勲褒章、お中元やお歳暮の季節のご挨拶など、
年間を通して贈り物のやり取りがあります。
日本独特の文化ですが、時代の流れと共に、季節のご挨拶については簡略化の傾向があります。

 お祝い事の贈り物の品物についても、コンパクト化されつつあるそうです。
例えば最近は、自宅に持ち帰る事が出来るような贈り物として、プリザーブドフラワーも人気があるそうです。

 また、直接ご自宅へお送りしたくても個人情報の関係で難しい昨今、
住所を聞かなくてもご自宅へ送れるようなサービスや、カタログギフトも人気です。

  就任祝いや叙勲褒章祝いの定番贈り物と言えば、胡蝶蘭です。
縁起が良く華やかな胡蝶蘭は新たな門出への贈り物に相応しいです。

  ただ、株主総会後や叙勲褒章の発表後には、贈られてくる胡蝶蘭が役員室には収まらず、
会議室にずらーっと並べられることも。

   頂いたときは華やかで圧巻の景色なのですが、お花が枯れるのも早いのです。
秘書あるあるだと思います(笑)

 どなたにでも喜んでいただける定番の品物は、先方への失礼もないですし喜ばれると思いますが、
もしその方の趣味嗜好に合わせたものを選んだとしたら、もっと印象深く喜んでくださると思うのです。

 選ぶ基準として、先方が喜んで下さるという所を何よりもまず優先したいですね。

2、選ぶ品物

 では、実際どのようなものを選べば良いでしょうか。

 特殊な趣向をお持ちの方の品物は前もって考えるのはむずかしいですが、お酒が好きな方には特別な日本酒やワインやシャンパン、
陶器が好きな方には高級ブランドのものなど、事前に候補を調べておいても良いかと思います。

 ところで 観葉植物にも花言葉があるのをご存知でしょうか。
知っておくと便利なので、お祝いに適していると言われている代表的な観葉植物の花言葉を3つあげておきます。

 ・パキラ・・・快活、勝利

 ・ユッカ・・・勇壮、偉大

 ・ドラセナ・・・幸福、縁起が良い

 陶器鉢入りの観葉植物をお贈りすれば、
高級感あるインテリアとしてそのままずっと飾る事ができますし、管理もしやすいことから喜ばれます。

 ですが観葉植物はかなり場所を取る贈り物の一つなので、あまりに大きな観葉植物だと邪魔になってしまうこともあります。
注意しましょう。

3、まとめ

 贈り物を用意するためには、就任や上場など情報を知る事がまずは必須です。

 有名企業の役員の方であれば、ニュースなどでご就任情報を知ることができますが、秘書一人だけでは情報が漏れることも多いです。

 自社の担当営業の方たちと密に連携を取り、取引先企業に人事の動きがあればすぐに連絡してもらえるよう関係性を作っておくことが大切です。

 常日頃から関係各所とコミュニケーションを取るように心掛け、先方への贈り物の到着が遅れないように気をつけましょう。