Vtuberになるリスク その1

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前回は、なぜVtuberを職業として目指す事をおすすめしない理由の一部についてお話ししました。
今回から数回に渡りVtuberになるリスクについて複数の視点からお話しいたします。
企業に属しているか?個人なのか?という部分でも大きく異なるため、
今回はまず個人でのリスクについてお話します。

個人でVtuberになるリスク

前回お話しした初期投資の回収や活動維持費を確保出来る保証がない、と言うことがあります。

Vtuberの収入は主に以下となります。

  • Youtube等配信プラットフォームの投げ銭や広告収入
  • YoutubeメンバーシップやFANBOXなどのファンクラブ会費
  • グッズなどの売上
  • PR・出演費

Vtuberを職業にする=専業とした場合、
これらで初期投資の回収や活動維持費の確保、
それに加えご自身の生活費なども稼ぐ必要があります。

上記の4つをもう少し細かく見ていきましょう。

「Youtube等配信プラットフォームの投げ銭や広告収入」

多くの人がVtuber、Youtuberの主な収益源と考えるかもしれません。
しかし、前回お話ししたように「そもそも収益化が通らなければ収益は0」です。
最近は「投げ銭ランキング」といったものもあります。
このランキングに載るVtuberの方は、
大半が大手の事務所などに所属している方です。

というのも、こういった大手事務所に所属する方は「所属事務所の知名度」による初期ブーストのようなものがあります。
そのため、多くの個人勢がまず直面する収益化の壁、
特に登録者数の条件を場合によっては「初配信の前に突破する」ということがよくあります。

こういったことを念頭に入れずに、「投げ銭や広告収入で収益を得る!」と考えていると自身の想定と現実の差に頭を悩ませることになってしまうでしょう。

「YoutubeメンバーシップやFANBOXなどのファンクラブ会費」

こちらは、先に上げた投げ銭や広告収入と違い、一定の収入が得られると期待できます。
Youtubeメンバーシップは月毎のメンバーシップ代を支払うことで、
メンバーのみが見れる限定配信や利用できるスタンプの追加、
メンバーバッジの追加などがあり、それらを目的とした方が登録をします。

しかし、Youtubeメンバーシップを開始するには条件が設定されています。

https://support.google.com/youtube/answer/7636690?hl=ja

この条件の中でも登録者数などの条件があるため、収益化の問題と同じく簡単に越えられるものではありません。
そのため、収益化が行えるまではこちらも収入が無いと念頭に入れる必要があります。

FANBOXは、月毎のファンクラブ会員プランを無料のものから、高額なものまで用意することが出来ます。
当然ながら、ファンクラブ会員となるメリットがなければ登録者が増えません。(稀に物好きな人はいますが。)
そのため、登録者へのバックとして限定公開のボイスやイラスト、グッズなどを定期的に贈るという対応なども必要となります。

「グッズなどの売上」

グッズと言っても様々なものがありますがVtuberの界隈で良く上げられるのは「ボイス販売」が多くあります。
これは元手がほぼ0で売れるという事が特に強くあります。
(そのための収録用機材や編集の手間などはまた別ですが…)
販売するものに関しては人それぞれですが、
それ以外にもアクリルキーホルダーやアクリルスタンド、ステッカー等があります。

また、販売を行うのが「BOOHT」というサイトであれば、
場合によっては購入時に金額を上乗せして支払う「BOOST↑機能」があるため、時折販売額以上の収入を得ることもあります。
ただし、こちらに関しては当然「売れなければ収益は0」です。

「PR・出演費」

こちらに関しては企業から案件を頂いたり、
ライブの出演料などを頂く形になります。
しかし、個人勢の場合「知名度が高い」もしくは、
「自らの売り込みが相当上手い」といったことが無ければ、
案件を頂ける機会はまず無いでしょう。
そのため、個人勢で収益を得るということに関しては、先に挙げた3つがメインとなります。

まとめ

こうして挙げると分かるように、
個人勢で収益を得ようとした場合は、
かなり条件が厳しいということが分かります。
実際に収益が得られるようになるまでは、
初期投資の回収や活動維持費以前に、
生活費すら賄うことは難しいのではないでしょうか。

ここまでの内容に関して、
「企業勢も同じではないか?」という疑問があがると思います。
しかし、これに関しては所属する企業によって異なるとしか言えません。
企業によっては支出を受け持ってくれたり、
案件等の仕事の斡旋、Youtubeの収益がない場合の一定の給与支給があることもあります。
そのため「企業勢も同じ」とは一概に言えない、とだけ述べておきます。

ここまで個人でVtuberになるリスクをお話しました。

次回は個人でなく、企業所属の場合にも関わりのあるリスクについてお話したいと考えております。

投稿者プロフィール

宵待
ITベンチャー企業でエンジニアとして活躍後、YoutuberやVtuberなどのメディアプレイヤー向けの活動支援コンサルタントとして独立。
同時に自身の活動として、複数のメディアへの出稿なども行っている。
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