変化への適応

 コロナ禍において、今までの環境や仕事のやり方が変化することに戸惑いを感じている方が多くいらっしゃると思います。今後、再び不景気になっていくと考えておいたほうがよいかもしれません。会社を存続させるために、無給や減給、失業者の増加や就職率の低下も懸念されます。

 今回は秘書という括りではなく、自分自身のダメージをなるべく抑えて変化に適応していく心構えについて、思うことを書いていきたいと思います。

ピンチはチャンス

 よく言われるありきたりな言葉ですが、「ピンチはチャンス」です。

 古い慣習などを変えるにはそれなりの破壊力が必要なので、有事の際には物事の改善スピードが上がります。今回のコロナがまさにそうだと思います。

 以前からコスト削減や時間効率を高める働き方については言われ続けていたにも関わらず、なかなかリモートワークの普及も遅れていたと思います。

 そんな中、効率よく働ける環境づくりに向かっているこの働き方改革のスピードアップは、実は働く私たちにとって良い流れ、チャンスだと思います。

 そうは言っても巷では一時解雇や人員削減などのニュースが飛び交っており、前向きに捉えるのは感情的に難しいかもしれません。

 なので、ネガティブではなくポジティブな情報、つまり失敗から成功した事例をたくさん読み漁り、真似できることを取り入れ、前向きに新しい時代や方法を突き進んで行きましょう。
今は役立つかわからなくても、生かされる時が必ず来ます。長い目で、線で物事を感じ取り行動していくことが大切だと思っています。

俯瞰の見方

 私は夫が転勤族のため、住環境や仕事が変わる事を繰り返してきております。

「変化」が最も苦手だと思っていたので、最初は予想以上にストレスを抱えこんでしまいました。
もがけばもがくほど解決方法がわからなくて、追い詰められるばかりでした。

 当時の自分に言ってあげたいのは、「一旦退却しよう」という言葉です。
やってみてダメなら引き返す。今はこれをモットーに取り組んでいます。

 いったん引いて気持ちを落ち着かせて、客観的に全体像を捉えるようにすること。

冷静になると別の取組み方や考え方が自ずと浮かんできます。

 結局私の場合は、悩んでいるうちに別の国へ転勤となりましたので、引き返すどころか突き進んでいくはめになりました。

ですが別の場所へ移ったことで前任地での悩みを客観的に受け止め、何が苦手か認識できました。
実は人が多い場所が苦手だったのです。

 自分では人好きだと思っていたので、30年経ってびっくり認識した苦手事項でした。

 そしてもっと驚いたのが、苦手だと思っていた「変化」が実は嫌ではなかったことです。

わかったところで全てのやり方を変えると、心地よい生活が始まりました。そうなると、他にも目を向けられるようになり、どんどんやる気も出てくるのです。

 思い込みと先入観が仇となる事を、ひしひしと感じた良い経験でした。

 話を戻しますが、では一旦退却するタイミングはどのように図るか。

 まずは、自分主体の考えと覚悟を持つことです。

自分の価値観の中でやれるだけのことはやった、という覚悟ができた時がタイミングです。
頑張る期限を決めて、そこをボーダーにしてもいいと思います。

 そして忘れてはいけないのが、周囲の評価は気にしないという事です。
ある1つの場所での評価だけで一生を過ごすわけではないのです。

異動しても転職しても離婚してもどんなに時間がかかっても、人生を終える時に最終的に良かったとなれば幸せだと思いませんか?

 私の座右の銘は「塞翁が馬」です。そのときは大けがで災難だと思っても、後々に何が起こるかわかりません。
幸運へ繋がることも大いにあると思っています。

 時間が掛かっても遠回りは良いものです。

 視野とアンテナを広げて希望と自信を持ち、今の変化に適応して一緒に乗り越えていきましょう。

投稿者プロフィール

横居安咲
横居安咲
日系大手住宅メーカーへ入社後、秘書室へ配属。
役員秘書、役員受付を担当。
秘書の知識とノウハウを身につける。
その後、外資大手メーカーにて部長アシスタント、日系大手電機メーカーにて部長秘書、役員秘書の業務に携わる。
夫の転勤に伴い、アメリカ、イギリス、メキシコへ在住経験あり。